在宅床ずれケア

どんな人にできやすいの?

簡単でしかも日本人のデータに基づいている評価法(OHスケール)を紹介します。 自立能力・病的骨突出・むくみ・関節の硬さの4つの程度の総合評価になります。

①  自分の力で体位を変えることができる能力 (自立能力)

【質問内容】 【点数】
ベッドまたは車椅子の上で動けますか?
(寝返りができますか?)
動ける 0点
どちらでもない 1.5点
全く動けない 3点

② おしりの骨のとび出し具合 (病的骨突出)

【判定器】

判定器

堀田式病的骨突出判定器販売中
特許番号3957551番

【病的突出測定器の当て方】

当て方A   当て方B
当て方   当て方

側臥位で、仙骨部の骨突出があるかを確認します。
突出がはっきりしない場合は当て方A、
突出が明らかな場合は当て方Bで確認します。

正常 
-当て方A-

0点

軽度
-当て方A-

1.5点

中程度
-当て方B-

シーソー状で判定器の片脚が浮かない。

1.5点

高度
-当て方B-

シーソー状で判定器の片脚が離れている。

3点

▼それでは練習です。    
例 何点
判定器の脚は浮きません    

③”むくみ”はありますか?

【見方】 【点数】
指でやさしく5秒押す。 なし 0点
離しても凹んだまま。 あり 3点
例 例
指でやさしく5秒押す。   離しても凹んだまま。

④ 関節の動きが悪くなってますか? (関節拘縮)

【点数】   例
なし 0点
あり 1点

①~④の点数はでましたか?
今度はその点数を採点して危険要因を判断していきます。
問題の答えは3点です。