在宅床ずれケア
まずはブタに関する実験から見ていきましょう。
①Dinsdale氏は1974年、 ブタの実験をしました。 | ②まずブタのお尻を擦ってみました。 |
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③次に擦った部分を 押してみました。 | ④そしたら擦ったお尻は すぐ傷が出来ました。 |
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【結果】
健康な皮膚なら290mmHgまで力を加えないと傷が出来ませんが、擦った箇所はたった45mmHgで傷ができてしまいました。
ですから、床ずれになりかけた部分をマッサージする(擦る)ことはやってはいけないと言われています。
次に床ずれの傷の観察から次のパターンがあることがわかりました。
皮膚の表面から見た傷は小さいのに皮膚の下に洞窟状に傷が広がっている場合があります。これをポケットといいます。ポケットは①横方向と②縦方向に広がるパターンがありました。
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①横方向に広がるパターンでは...
体位変換が左右方向にのみ行われていました。 | ![]() |
②縦方向に広がるパターンでは...
ベッドの頭側を上下に動かしていました。 | ![]() |
ズレの原理
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ベッドの頭側を30度以上
起こして しまうとズレが 生じてしまう。 |
それぞれのキズ(ポケット)は体の向きを変える(体位変換)ときと同じ方向であると確認されました。
ズレの原理
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ベットを起こすとかかとがマットにめり込んでいきます。 | 頭側挙上時にかかとにずれ力がかかって血の巡りが止まってしまいます。 | 結果として床ずれができてしまいます。 |
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以上のことから新しい床ずれの原因,圧縮応力・せん断応力・引張応力が導き出されました。つまり圧迫力だけでなく体位を変えるときのズレ力も床ずれの発生に関係しているのです。
次はどんな人に床ずれが出来やすいのかをOHスケールを使って判定していきます。